副院長の小山隼平です。
先月グアムに行ってきました!
プライベートで家族旅行!...と言いたいところですが、現在受講しているインディアナ大学歯学部のインプラントコース(JIP-IU)の解剖実習を行いにグアムに行ってまいりました。
こちらのコースは米国インディアナ大学歯学部が主催するもので、我々日本の歯科医師がインプラントを基礎から実践まで幅広く学ぶためのジャパンコースです。今回はその中でもメインイベントであるグアム大学での解剖実習が行われました。
そもそもなぜグアムかというと、現在日本では歯科大学での学生の実習以外で教育としての解剖を行うことは認められておりません。よって歯科医師となってからは海外の大学に赴き、そこで実習を行わなければいけないからなのです。
安全なインプラント治療を行ううえで口腔内はもちろん、頭部全体でどこにどんな神経、血管があるかまたどう走行しているのかという知識をもつことが絶対不可欠です。もちろん医学書などから学ぶことは可能ですが、実際に見て確認することはなかなかできません。そのため、顎顔面領域の解剖を自ら行い直接確認することはとても貴重なことなのですが、術者として絶対経験しておくべきことと思います。
今回、医学書でしか見たことがなかった神経、血管、更には顎の関節の部分まで自分の目でしっかり確認することができました!インプラント治療はもちろん術式も大事ですが、今回確認したような神経、血管を損傷しないようにきちんと診査診断をし、治療計画を立案することが大切だと改めて感じました。
とても濃い1年間のコースでしたが6月の最終講義で本コースは受講修了となります。本コースを通じて同世代の先生から大先輩の先生まで多くの方と知り合うことができました。皆さんレベルが高く、付いていくのに必死でしたが、自分ももっと頑張らないとと良い刺激をいただきました。
今回学んだことを今後の臨床に生かしていけたらと思います。